この日のタクシーでの最後となる王至森寺(おしもりじ)に到着。
随分と変わった寺名であり読みずらい。
細い参道は紅葉が盛りであった。
参道の右手に変わった建物の幼稚園が立っていた。
簡素な山門が迎えてくれる。
境内に入ると右に本堂、左に鐘楼、正面の山の斜面に鎮守堂が建っている。
写真は本堂。
真言宗御室派の寺院、山号は法性山。本尊は大日如来。
創建は舒明天皇12年との伝。
正面の石段を登ると鎮守法性大権現堂が建っている。
写真は大権現堂。
この高台から境内を見下ろした写真。
本堂の隣の客殿前には石庭が設えてあった。
さらに吉縁結の塔、奥に庫裏(写真)が建っていた。
また本堂の向かい側奥に位牌堂、十三仏塔、石地蔵などが並んでいた。
写真は位牌堂。
写真は十三仏塔。
境内の隅の石仏像。
この寺の名物はキンモクセイであることを後から知った。
石垣に沿って樹高16mあり国天然記念物指定されているとのこと。
これで予定していた寺社を巡り終えて伊予西条駅近くのホテルまで送っていただく。
運転手さんと実に楽しい3時間を過ごすことができた。観光バスの運転歴50年で全国を回られた話が面白く、奥様は元ガイド嬢だったとのこと。年は75歳で残念ながらお酒は一滴も飲めないとのことであった。彼が飲めたならこの夜はご一緒して大いに盛り上がっていたであろう。