県立歴史博物館の東側の道から小路に入って信願寺を目指すが、境内の裏側で塀を廻らして入れない。
それではと予定外であるが、さらに小路を北に歩いて浄安寺に。
境内には本堂が建っているのみ。
真宗大谷派の寺院、山号は三縁山。
弘安2年(1279)創建、元禄5年(1693)に現在地に移転。
30号線の大通りに出て信願寺に到着。
入り口の石柱門がユニーク。
真新しい本堂が建っていた。
浄土真宗本派の寺院、山号は徳地山。
創建は貞永元年(1232)。
境内には親鸞像が立っている。
信願寺の前から左に小路を入って行きさらに左折して342号線に出る手前の左に神応寺、その向かい側に別雷皇太神の境内がある。
神応寺の冠木門は342号線にある。
別名、「け上げ観音(雷除け)」と言われ、隣の別雷社ももとはここにあったという。
時宗の寺院、山号は藤沢山。
藤沢山とは珍しいが、遊行32代他阿普光が天正19年(1591)に佐竹氏を頼って当地に藤沢道場を建立した。よって一時的に遊行派の本山となったというイワレを持つ。
写真は本堂。
境内に「慷慨淋浬漓の碑」の台石がある。
明治元年の戊辰戦争で戦死した水戸藩士を祀っているという。
境内には手入れされた植栽が広がっている。
境内の奥にも建物が建っていた。
隣には別雷皇太神の入口。
関東三雷神の一つであり、祭神は別雷命。
拝殿は入母屋造、本殿は流造で昭和45年の再建。
神亀元年(724)に藤原宇合が京都賀茂別雷神社より分祀したのが始まりという古社。
桜田門外の変で水戸藩士が成就のための祈願をしたという。
境内社淡島神社も祀られている。
石の上に小祀の電気神社、石碑のみの聖徳蚕 神社、とび職人の碑などもある。
社殿の裏に回ると、イチョウの落ち葉が一面に積もっていた。