翌26日は大津発9時20分の電車に乗って大阪駅経由で新今宮から南海電車に乗って岸和田駅に下車。

私は入社後の研修期間を終えて、3年目の初めての転勤先が堺支社であった。岸和田は管内であり何度か訪れており、「だんじり祭」も見物したことがある。しかし当時は仕事一辺倒であり、町の記憶はほとんど無いに等しい。

なにしろそれから55年位も経っているので、見るもの聞くものすべて初めてとも言える。

降り立った南海本線岸和田駅があまりにも立派なのにまず驚く。

 

駅前からの本通り商店街に入って行く。

岸和田一番の繁華街らしくお店が並んでいるが、人通りはほとんど無い。

 

アーケードを抜けてから信号を越えて小路を左に入って行くと、ここに4寺が集まって寺町筋を形成している。

写真はこの小路の民家。

 

まず塀を巡らして本徳寺山門

開基は明智光秀の子である南国梵桂。

この寺には光秀の肖像画が日本で唯一残っていることでも知られる。

 

境内に入ると民家の玄関のような本堂があり前は庭園

臨済宗妙心寺派の寺院、山号は鳳凰山。

寛文2年(1662)に現在地に移転してきた。

 

境内は狭いがすべて庭園風に設えてある。

 

続いて円教寺の山門。

門を入ると広い空き地が広がっているのにびっくり。

 

その方隅に近代的というか変わった庫裏兼用の本堂である。日蓮宗の寺院。

慶長5年に城主小出秀政の菩提寺として建立。

境内の蘇鉄は創建時のもので樹齢は500年から800年とのこと。

 

続いての本昌寺は長い塀に囲まれている。

 

表門(写真)、本堂、庫裏は平成14年に再建されたばかり。

 

日蓮宗の寺院、山号は妙光山。

寛永11年(1634)の創建。

写真は本堂

 

最後に西方寺を訪ねる。

山門横に鐘楼も望まれる。

 

写真は本堂

浄土宗の寺院、山号は至心山。創建は不詳。

 

この辺りの民家をパチリ。