絵馬殿の奥に宗像社、さらにご神木の大杉社がある。

宗像社は宗像三女神を祀る。

 

写真は大杉社

1000年以上のご神木であるが、落雷によって根幹のみ残っている。

 

稲荷社猿田彦社の社殿が続く。

 

さらに菅原道真を祀る一之保社は奇御魂社を合祀。

 

続いて相撲の祖とされる野見宿祢神社があり、一夜社と豊国社を合祀している。

 

この辺りは公園のようになっており、秀吉が築いたお土居の名残りとみられる跡も残る。

応仁の乱で荒れ果てた京都の都市計画の一環として、外敵からの防塁と鴨川の堤防として、市内23kmにわたって築いた土塁跡である。

 

一番奥に紅梅殿が建っている。

 

案内の都合上、もう一度楼門前に戻るとこうした左右に広がる末社群、小公園の真ん中に中門に通じる参道があり、ここも左右に末社などが祀られている。

 

右には白太夫社、火之御子社が続く。

白太夫社は道真の守役として仕えた伊勢神宮外宮の神官渡会春彦を祀る。

 

さらに福部社があり、道真に仕えた十川能福を祀り、金運・開運の福の神とされる。

 

 

左手には老松社。道真の家臣島田忠臣を祀る。

 

中門前には左右に、美しい石の撫で牛が置かれている。

 

中門(国重文)は三光門とも言われるが、日、月、星の彫刻があることにより三光と呼ばれるが、この門には何故か星の彫刻が無いという。

また中門は廻廊(国重文)、透塀(国重文)に繋がる。

 

写真は2012年3月18日に訪ねた時に写した三光門と梅花。