宥清寺の客殿の横の西門から出て北野天満宮に向かう。
ようやく北野天満宮の参道入り口の大鳥居に出た。
鳥居を入ったところに影向の松。
左手には茶室松向軒。
その隣に東向観音寺が門を開いている。
古くから北野神宮寺、北野奥之院と称されていた。
真言宗泉涌寺派の寺院、山号は朝日山。
写真は山門。
本堂が東向に建っているのが寺名となった。
延暦25年(806)に桓武天皇の勅願で朝日寺として創建された。
本堂は慶長12年(1607)築の三間四方に、元禄7年(1694)に三間四方の礼堂を前に付けた造りとなっているという。
狭い境内にはびっしりとお堂などが建っている。
白衣観音堂は元禄7年築。
その右隣に延命地蔵堂。
手水場も石造りの複雑な仕組みとなっていた。
奥には岩雲弁才天堂。
本堂の左手には行者堂。
その奥に土蜘蛛塚、さらに石造五輪塔の伴氏廟(写真)は高さ4mある。