善峯寺の境内は山腹に3万坪あり多くの堂宇が点在し、また所有地は36万坪に及ぶという。
護摩堂から数段の石段を上がると多宝塔(国重文)が建っている。
元和7年(1621)築の可愛い小振りな塔。
その横に名高い「遊龍の松」が這うように横たわっている。
樹齢600年以上、全長37mで国指定天然記念物に指定されている。
角度を変えてもう一枚。
経堂は宝永2年(1705)築。
内部に傳大士を安置。今は絵馬奉納所となっている。
つづいてやはり崖っ淵に建つ開山堂に。
貞享2年(1685)築で、開山源算の廟所。
内部の厨子の中には源算117歳の尊像が納められているという。
幸福地蔵堂は懸け造りで、眼下に桜・紫陽花園を一望できる。
楽しみにしていた紫陽花は残念ながらまだほとんど咲いていなかった。
続いて鎮守社が祀られており、すべて元禄5年(1692)建立。
十三仏堂、弁才天堂、毘沙門堂、護法堂が並ぶ。