境内の正面に建つのは御本堂。
真言宗智山派の大本山であり、関東三大本山の一つ。
正式には高尾山薬王院有喜寺である。
創建は天平16年(744)に聖武天皇の勅願で行基が開山。
明治34年造の入母屋造で細かい彫刻が施されている。
写真は本堂正面。
その前面に大きな天狗面が二面掛けられている。
鼻が高い面が大天狗面。
青色の面が小天狗の面。
御本堂の右手に手前から、行基菩薩石板、古鐘、鐘楼が並ぶ。
写真は行基菩薩石板。
写真は古鐘。
写真は鐘楼。
さらに御本堂横には、愛染明王堂、聖天堂、大師堂が並んで建つ。
愛染明王堂は平成6年築。
聖天堂は平成9年築といずれも新しい。
大師堂(都文化)は江戸中期築の三間四方の宝形造で、絵模様彫刻が施されている。
大師堂の周囲の石柱垣に石仏が乗っており、一回りすると八十八ケ所の御利益があるとされる。