等々力渓谷は、平日でかつコロナ騒動の最中でありながら、結構な人出に驚かされる。そういう私も同じ穴のムジナであるが。
渡って来た利剣橋の向かい側に稲荷社が祀られ、不動の滝があるが一筋の水が落ちているのみ。
散った桜の花びらが、飛び飛びの川の石に付着して面白い紋様を描いていた。
崖淵に設えられた日本庭園に入る。
昭和48年の作庭とまだ新しい。
写真は入り口の冠木門。
写真は庭園内。
庭園内の石段を登ると昭和36年に建てられた書院があるが入れない。
日本庭園内をもう一枚。
斜面を利用した池や流れなども配して遊歩道がついている。
渓谷を歩いて行くと稚子大師堂が祀られていた。
しばらく歩いて橋を渡ると等々力3号横穴が保存されている。
この近くには古墳が数多く見られ、この横穴には人骨三体と耳輪と土岐が副葬された墓である。
等々力渓谷は国分寺崖線の南端に当る都内唯一の渓谷であり、流れる谷沢川との高低差は10mあり、周囲の喧騒とは別世界である。
等々力駅前に出るゴルフ橋に着いたので登って行く。この日はゴルフ橋は工事中であった。
渓谷の散策は久しぶりであるが、都会の喧騒を忘れさせてくれる数少ない場所でもある。
これでストックしていた旅日記はすべて終わってしまった。
明日からはどうしょうかな。