4月3日、気分転換を兼ねて世田谷区の等々力渓谷近くの寺社を訪ねてきた。
自由ケ丘駅から東急大井町線に乗って等々力駅で下車。
この辺りは10年ばかり前に二、三度訪ねたことがある。
まずは目黒通りの「とどろき陸橋」の前にある満願寺に。
山門前は塀に沿ってびっしりと樹木と植え込みが施されている。
山門も実に近代的な美しい造り。
境内の正面に建っている本堂も鉄筋造の美しいお堂である。
真言宗智山派の寺院、山号は致航山。本尊は金剛界大日如来。
創建は平安末期とされるが、文明2年(1470)に世田谷城主吉良氏の祈願所として定栄が中興開山した。
屋根越しに見える大塔は平成2年築だが、本堂裏に回ってみるが近くには行けない。
写真は塀越しに外から撮ったもの。
本堂の左には講堂が建っており、一言地蔵を祀っている。
右が庫裏(写真)でいずれも鉄筋建造物。
また山門を入った左手奥に鐘楼が建っている。
本堂の左手から奥に行くと六地蔵と石仏がずらりと並んでいた。
その奥は墓地になっている。
山門から出て塀に沿って歩いて行くと、角に庚申塔が立っていた。
広い境内は高い塀を廻らしており、大塔への入り口はどこにも無い。
しかし道路を挟んで、灌木と草花がびっしり生えた空き地がある。
石灯篭の先にお堂が見える。
ここは満願寺の薬師如来瑠璃光堂であった。
写真は灯籠と石地蔵群。