阿弥陀堂横の石段を登って行くと本堂地区に至る。
仁王石像が迎えてくれる。
本堂は平成12年に京都神護寺をモデルに建てられた。
宗派は真言宗智山派、山号は高麗山、本尊は不動明王。
天平勝宝3年(751)に朝鮮高句麗より渡来した高麗王若光の菩提寺として創建された。
江戸期には末寺54ケ寺を擁していた。
写真は本堂内部。
本堂前は展望台になっており、180度近いパノラマで眼下に境内と遠く日高市内などが望まれる。
また本堂右裏に雪山と名付けられた石灰岩がある。
本堂造成時に出現した石灰岩の塊でとのこと。
本堂左にはまだ新しい鐘楼がたっている。
鐘楼横から奥に塀に沿って行くと墓地に。
そこに大きな慰霊塔が立っていた。
36段の基壇の上に鷹さ16mの塔があり、平成12年に完成。
山門まで戻って右に行くと高麗王若光の王廟がある。
多宝塔で下部に四仏が刻まれていたが今は摩耗して定かではないとのこと。
その横にまた庭園があり、奥に築山が見える。
この日は好天に恵まれて楽しい寺社巡りであった。予定外の水天宮に登ったためかなり疲れてしまった。帰りは別の道をと考えて住宅街の中を歩いて高麗駅に戻る。
駅前は思ったよりも静かな佇まいであるが、駅前の鉄塔のようなものは何なのであろうか(写真)。
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