「まいまい通り」の一番南に泰平寺がある。
寺院というよりも近代的なお屋敷のような雰囲気。
中を覗くと、水を張った幾何学的な水槽の中に浮かぶかのようにお堂が二つ並んで
建っている。
臨済宗の寺院、山号は長松山。天正18年(1590)の再興。
突き当たった右手に、外観が目を引く開国博物館が建っていた。
ようやく了仙寺に到着。
参道の鄙びた小道は風情がある。
参道の先に簡素な山門。
入ると黒船ミュージアムがあり、境内のアメリカンジャスミンは美しい。
境内は国史跡に指定されている。
写真は本堂。
嘉永7年(1854)上陸したペリー一行の応接所となり、日米和親条約は当寺で調印された。
日蓮宗の寺院、山号は法順山。寛永12年(1635)の創建。
本堂裏に回ると海蝕洞窟があり、人骨・腕輪・玉類・土器などが出土しており、
古墳時代の墓であった。
墓地の一角に江戸時代前期の五輪塔が三基並んでいる。
開基今村家の二代・四代・五代の墓である。