上野東照宮に満足して鳥居より出ると、右手の樹木の中に大きな「お化け灯篭」が立っている。

高さは6,06mもあり、日本三大灯篭の一つとも言われている。

しかし周囲に何もなく、また柵がしてあり近づけないので、大きさが実感しずらい。

 

公園内を南に歩いて精養軒ちかくの小高い丘の上にある上野大仏(パゴダ)に。

木食上人が青銅製の約7mの大仏を復興し、その後大仏殿も建てられた。

関東大震災で大仏の首が落ち、第二次大戦で胴体を徴収された。

そのお顔のみが残されている。

「大仏を 埋めて白し 花の雲」 子規

 

傍にパゴダ(仏塔)が建てられている。

 

さらに丘の上に時鐘堂があり、寛文9(1669)に設けられ、現在の鐘は天明7(1787)の鋳造。

芭蕉が詠んだ「花の雲 鐘は上野か 浅草か」 の鐘はここの鐘のことである。

 

丘の入り口に石仏と五輪塔があり、周囲の喧騒とは別世界の雰囲気である。

 

さらに五条天神社・花園稲荷神社がある。

写真は共通の入り口。

 

花園稲荷神社の社殿。

 

五条天神社は医薬祖神を主神とし天満宮も祀っている。

景行天皇(110)創建と伝わる古社。

また境内は不忍池に下る斜面一体にあり結構広い。

写真は昭和3年築の社殿。

 

写真は神楽殿。