本坊地区は根本中堂もあり、現在の寛永寺の中心である。
根本中堂とは別に、本坊への山門が開いている。
根本中堂の裏に建っているのが寺務所。
写真は根本中堂への渡り廊下と寺務所の塀。
なかなか見事な造形美が続く。
その裏に広大な寛永寺霊園が広がっている。
その入り口に永代供養塔の光明閣。最近特に増えてきている永代供養をしている。
墓地の西側一帯は歴代将軍霊廟となっており、その入り口に常憲院殿(五代綱吉)の
勅額門(国重文)がある。極彩色の見事な門である。
ここには四代家綱、五代綱吉、八代吉宗、十代家治、十一代家斉、十三代家定の墓がある。
しかし立入禁止の縄が張られていた。
その左奥にも華麗な建物が二棟並んで建っていたが詳細不明。
霊廟内は非公開になっており、墓地内を歩いてみたが高い石塀がどこまでも続き、
樹木が生い茂って中も見えない。
墓地内を東に向かって歩いていた時、かすかに宝塔らしきものが樹間から見えたのでパチリ。
買ったパンフレットの写真を見ると、常憲院殿(五代綱吉)の宝塔によく似ているが。
さらに第一霊園辺りに厳有院殿(家綱霊廟)の勅額門(国重文)が建っている。
切妻造りの四脚門で、元は家光の上野霊廟の勅額門を転用と言われるが、
これまた見事な極彩色の装飾である。