本門寺客殿の左横からの石段を下りてゆく。
樹木の間から突然右手にハデな宝塔(国重文)が見えてくる。
文政11年(1828)築。
日蓮を荼毘に付した跡地に建つ供養塔である。
石段を下りきった右手に本坊が門を開く。
山門前は風情がある。
池上三院家(理境院、照栄院と共に)の一つであり、日蓮入寂の霊場である。
正面に建っている本堂は二層屋根に向拝付き、裏側には楼閣のような建物。
本坊は通称であり、正式には大坊本行寺であり、山号は長祟山。
弘安6年(1282)に日澄が開基。
境内の右手には妙法堂、宗祖御灰骨堂、大菩薩堂、疱瘡稲荷社、毘沙門天堂、さらに御硯井戸が並んでいる。
写真は宗祖御灰骨堂。
写真は妙法堂。
写真は毘沙門堂。
御硯井戸は日蓮が滞在していた時に使用した霊水。
本堂の左奥には横長の御堂があり入滅道場。
その前に御会式桜があり、日蓮が亡くなった時に一斉に花開いたとの伝説が残る。