野洲駅から京都駅に向かい、20年ばかり前に訪ねたきりの高尾地区の寺院を訪ねてみることにした。
前もって調べておいた京都駅前から高尾行きのJRバスに乗って一時間弱で栂ノ尾バス亭に到着。
高尾・槙ノ尾、栂ノ尾は三尾と呼ばれ、古来より紅葉の名勝として知られるが、この季節は青紅葉で訪れる人はそう多くない。
栂ノ尾バス停の真ん前から高山寺裏参道の石段が九十九折に続いている。岩肌と青紅葉が心地良い。ダウン
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登り着くと国宝の石水院(せきすいいん)に到着。
写真は入り口の門。ダウン
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写真は書院の玄関。ダウン
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高山寺の創建は宝亀5(774)に天皇の勅願によって開かれたが、建永元年(1206)に明恵上人がこの地を与えられ中興開祖として発展してきた。
石水院はその明恵上人時代の唯一の遺構であり、後鳥羽上皇から学問所として賜った建物とされる。
隣の拝観受付の書院より撮った石水院ダウン
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写真は石水院の正面。ダウン
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後鳥羽上皇の勅額「日出先照高山之寺」、富岡鉄舟の額「石水院」が架かっている。右下矢印
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良く知られている「鳥獣人物戯画絵巻」(国宝)の複製画が置かれていた。右下矢印
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写真は石水院と書院との間の庭園。ダウン
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書院前の崖の上に鐘楼が建っていた。ダウン
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ところがここから先は工事中のため進入禁止となっており、開山堂などには行けない。
写真は茶園。ダウン
明恵上人が栄西禅師から贈られた茶種を栽培した日本最古の茶園とされる。
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写真は茶室と庭園の遠景。ダウン
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仕方なくバス通りまで戻って表参道に行くが、ここでも工事中で入れなく、全くの肩透かしをくらってしまった。