続いて琵琶湖に突き出した長命寺山の山頂近くに位置する長命寺に向かう。
前回Y夫妻と来た時は参道入り口からは急石段が八百八段あり、大変苦労して登ったことを思い出すが、今回は車でほぼ境内近くまで登ることができた。
写真は駐車場からの入り口。桜が満開であった。
ここから参道を見下ろすと、前回登ってきた苦労を思い出した。
駐車場からも登り石段が続く。
山門らしき冠木門を入ると書院、庫裏が建っていた。
天台宗単立寺院、山号は姨綺耶山。
西国三十一番札所でもある。
さらに石段を登る。
書院を見下ろした写真。
さらに数段登ると境内。
上り詰めた右側の高台に三重塔(国重文)が建つ。
三間三重塔婆の杮葺き各層共に高欄付の縁を巡らした丹塗りで慶長2年(1597)築とされる。
その前に納札堂が建っていた。
国重文指定の本堂は大永4年(1524)完工で、桁行七間、梁間六間の大きなお堂で一重入母屋造檜皮葺。本尊は千手観音像、十一面観音像、聖観音像でいずれも国重文。
創建は古く十二代景行天皇20年に武内宿祢が長寿祈願をしたところ300歳以上も生きたとの伝。その後推古天皇27年(619)に聖徳太子が伽藍を建てて創建と伝わる。
本堂前が崖になっており正面から全体が取れないので横から撮ったもの。
本堂の正面外陣内。なお仏像の拝観はできなかった。
外陣を横から。
また三重塔の右奥に護摩堂が建っているのが本堂の縁側から良く見える。
護摩堂は方三間の宝形造檜皮葺、慶長11年(1606)築で国重文。
本堂から眺めた境内の建物。
三仏堂、護法権現堂、鐘楼などが続くが明日のブログに譲る。
お知らせ
いままで出かけるときはブログに予告していたが、空き巣狙いの標的になっていることを知り、今後は事前お知らせはしないことにしました。
悪しからずご了承ください。