やすらぎの道沿いに北に歩くと左手に率川(いさかわ)神社の境内。
推古天皇元年(593)勅命により建てられた奈良市最古の神社。
写真は入り口と鳥居。
写真は拝殿。
まるで社務所のような建物である。
拝殿の奥には、江戸時代初期築の一間社流造檜皮葺の本殿三棟が並ぶ。
祭神は右が玉櫛姫命、真ん中に媛蹈鞴五十鈴姫命、左に狭井大神を祀っている。
左右の父母神が真ん中の子供を見守るように鎮座していることから、子守明神と呼ばれている。
その右側にやはり三つの境内社が並んで祀られている。
真ん中は率川阿波神社で祭神は事代主命、右に春日神社、左に住吉神社を祀る。
賑やかな三条通りに出たところで、左手に浄教寺が見えたので立ち寄ってみた。
山門は江戸中期築で動植物・渦・雲などの彫刻がほどこされ、国登録文化財。
本堂は昭和43年再建と新しい。
その前の蘇鉄は根株の周囲6,5mあり、この一本から25本の幹を出しているという。
浄土真宗本派の寺院、山号は九条山。寛元2年(1244)の創建。
写真は本堂のアップ。
なかなか凝った造りである。