昼食を食べるお店がなかなか見つからず困っていたが、「ならまち振興館」が「鹿の舟」として観光案内所と喫茶室をやっていたので入り、美味しいトーストとコーヒーで腹ごしらえ。
炎天下を歩いていたのでかなり疲労困憊であったが、また元気を回復する。
喫茶室は一見してそのようには見えず、まるで民家のようであった。
写真は観光案内所を兼ねた、大正期の格子の家。
小路を挟んではす向かいに「高林寺と高坊旧跡」の説明板が立っている。
塀にぐるりと囲まれて中には入れなかった。
説明によると、奈良時代右大臣藤原豊成・中将姫屋敷跡・元興寺塔頭「高坊」として古墳を護ってきた。その後茶人・連歌師・医師などの数奇者が住みついて下町町民文化の中心となったという。
北京終町バス停から北に向かう小路に入る。
称念寺は浄土宗の寺院、山号は一心山。
写真は簡素ながら両袖付の山門。
本堂は寛永6年(1629)築。
前には六字名号碑
創建は弘安3年(1168)に重源上人が開山、16世紀後半に再興された。
写真は庫裡。
愛染堂、芭蕉句碑は見逃してしまった。
この小路に旅館静観荘が建っていた。
玄関がなかなか凝った意匠であり、元遊郭の名残りを今に残している。