新薬師寺の東門前の小路は風情があり、その小路の右側に白壁を廻らして不空院が門を開いている。
真言律宗の寺院、山号は春日山。
別称は福井之大師と言われる。
白砂を敷いた境内の真ん中に本堂。
奈良時代むには鑑真和上が住まわれたと伝わり、また空海が八角円堂を建てて願文を書かれたともいう。
江戸時代には奈良まちの芸妓たちの「かけこみ寺」として知られていた。
写真は境内と石仏群。
写真は庫裡。
春日大社の若宮神社の参道口近くに出たところに隔夜(かくや)寺がある。
華厳宗の寺院で、開基は空也と伝わる。
入り口に空也上人旧蹟の碑が立っているが、境内には入れない。
この辺りは高畑町で、奈良の歴史散歩道として売り出している。
この通りに瀟洒な洋館が建っていた。