白毫寺を後にして、住宅街の中の「山野辺の道」を辿りながら新薬師寺に向かう。
途中、宅春日神社、西勝寺に立ち寄る。
宅春日(やけかすが)神社の境内は狭いが、きちんと手入れされている様子が窺える。
春日大社の祭神である天児屋根命は神護景雲2年に河内国枚岡から大和国高窓山麓に一時的に移座され、その後春日神社に留まられた。
その高窓山の社地が当社地に当たるという伝説を持つ。
拝殿は吹きっぱなしの建物。
朱の玉垣に囲まれて本殿が建っている。
祭神は天児屋根命、比売神。神護景雲2年(768)の創建。
境内社として山の神社(写真右)。
やはり朱色で、祭神は大山祇命。
隣の西勝寺は白壁を廻らして美しい鼓楼門である。
境内の樹木の中に五間半四方の本堂。
浄土真宗本派の寺院、山号は白毫山。
写真は鐘楼。