歩いて来た道を西に戻って行き、小路を左折して今回の旅のメインである真田家の菩提寺の長国寺を訪ねる。
写真は入り口の質素な惣門。ダウン
曹洞宗の寺院、山号は真田山。
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境内はだだっ広く、正面に建つ本堂箱棟に六文銭とシャチホコ瓦がある。
シャチホコ瓦は松代城より移築したもので丈は2mあるという。
明治19年の再建。ダウン
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本堂の左手に朱色の放光堂が建っている。ダウン
また右手には横長の庫院(僧坊)
平成5年に再建されたばかり。
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本堂の裏側に開山堂が繋がっている。ダウン
真田家三代幸道の御霊屋(1727年築)であったものを明治19年に移した。
方三間宝形造で正面中央に桟唐戸、他は縦桟の舞良戸のはめ殺しとなっている。
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僧坊に立ち寄り、お目当ての御霊屋の拝観を申し出る。
初代藩主真田信之の御霊屋は実に豪華絢爛たる造りである。ダウン
万治3(1660)の建立で、桁行三間梁間四間の入母屋造、屋根は杮葺きで国重文。
正面に唐破風の向拝を持つ、御霊屋内の彫刻・絵画も極彩色で素晴らしいとのこと。
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正面の唐破風の雄雌の鶴は左甚五郎作と伝わる見事なもの。ダウン
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写真は真田信之御霊屋の表門でやはり国重文。ダウン
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その右隣に四代真田信弘の御霊屋がある。ダウン
(1736)年の建立。
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御霊屋の奥に白土塀に囲まれて歴代藩主・真田家墓所がずらりと並んでいた。右下矢印
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一番奥に初代真田信之の墓があり、その真ん前に真田幸村・大助父子の供養碑があるが、これは大正3年に建立されたもの。ダウン
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長国寺の住職さんに案内して頂き、懇切丁寧なご説明を頂くが、予定時間をかなりオーバーしてしまい、急ぎ足で市内の寺社巡りを中心とした史跡巡りに出かける。