52日に古河市の寺社を巡り歩いたが疲れの為、市内の一番南に位置する古河公方公園まで行けなかったのが気になっていた。
連休の最終日の9日の日曜日、再び古河にと向かった
古河駅構内にある観光案内所の人と雑談しながら古河の歴史を聞く。
古河公方公園までは公共交通機関がないため、とりあえずタクシーに乗ってその後は歩きながら途中の寺社・史跡、また前日来た時に見逃したところなどを訪ねながら古河駅にと戻ることにする。
              
この日の古河公方公園は新茶祭と日曜日が重なり大変な人出であった。
鎌倉公方足利成氏が1455年に古河に移り、この台地に館を構えた。
それ以降古河公方として五代130年に亘って関東の中心として一大勢力を誇った。
その館跡は三方をぐるりと御所沼に囲まれた自然がそのまま残された公園になっている。
管理棟から入ると眼前に御所沼が広がり、星湖釣殿が見える。ダウン
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まずは民家園にと向かうが、ここが新茶祭りの舞台になっており大勢の人で賑わい、また保存されている民家でも茶会が開かれていた。
写真は旧飛田家住宅ダウン
建立は18世紀前半とされ、曲り屋形式の農家で別棟もあり、国重文指定されている。
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写真は内部の様子、馬は造り物。ダウン
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隣には旧中山家住宅が建っている。ダウン
中山家は代々武士であったが江戸時代初期に帰農したとされる旧家である。
桁行17,3m、梁間10,55mという大型農家であり県重文指定。
1674年に建てられたとされる。
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その隣に古河公方館跡の石碑が立っているが、何とその跡地が茶席に占領されており見ることはかなわなかった。ダウン
古河公方足利成氏が古河に居た時の別館で鴻ノ巣御所とも呼ばれたという。
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林の中の遊歩道を歩いて御所沼につきだしているところを歩いてみる。
獺島や遠くに相ノ谷橋などが望まれる絶景である。ダウン
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また管理棟まで戻って行くが、写真の真ん中の池の背後にみえる丘は富士見塚である。          ダウン
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管理棟から出たところにまた小池があり弁財天が祀られていた。ダウン
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