北門から入りようやく唐門、拝殿、幣殿、本殿(いずれも重文指定)に到着。
いずれも1756年築であり、極彩色で飾られ施された彫刻類も見応え充分である。
唐破風の唐門。
拝殿も見ていて溜息が出そうなほど美しい。
拝殿の向拝。
写真は拝殿内部。
拝殿・幣殿・本殿は権現造で黒漆塗りの入母屋造。
それにしても彫刻類の精密さと多さには圧倒される。
祭神は日本武尊、豊受大神、菅原道真、権大納言長親卿。
創建は宣化天皇二年(536年)と言われ、開運、商売繁盛の神、火防の神、学業児童の神、縁結びの神、農耕桑蚕の神など何でもござれと古くから多くの信仰を集めてきた。
写真は本殿。
拝殿の並びに神楽拝見所が建っている。
南門から出て随神門と長床を拝見。
帰りは随神門から165段の石段を下りて行く。
石段の幅が狭くまた急なため用心しながら降りる。
波己曾社の横に弁天社が祀られ、裏側に聖徳太子碑が立っていた。
狭い石段を降りると社務所に。
東・北、南社務所が複合されている。
写真は社務所玄関。
その横に御殿が建っているが近づけない。
宮様御殿とも言われ1852年に再建された。
ここは江戸寛永寺の座主輪王寺宮の隠居所となっていた。
門前町にと下りながら、振り返って満開杉の桜に名残を惜しむ。
大鳥居前からの下界の眺めもまた素晴らしい。
帰りの乗合バスも乗客は私一人。
運転手さんの話では富岡製糸場は玄関だけを見て雰囲気を感じて帰って欲しい言われ、また市内の龍光寺を訪ねることを勧められる。