寺社巡りを始めてからまもなく15になろうとしている。
当初は東京23区の寺社を巡り終え都下、神奈川県、埼玉県と移っていったが、その後全国の数多くの名刹・古刹・古社を巡るようになってからも10年を越えている。
これを機に私の好きな寺社500を選んでみようかと選別を始めた。
ところが最初の頃は寺社を見る判断基準が甘く、当初選んだ寺社をもう一度訪ね直す必要があることに気付いた。
 
今回は110日に西武池袋沿線の名刹を再度廻ってきたので記したい。
便利なことに武蔵小杉駅から直通電車が通っており、西武池袋線石神井公園駅に下車して三宝寺、道場寺、禅定院を廻り、さらに練馬高野台駅近くの長命寺、練馬駅からの南蔵院を廻ってきた。
 
三宝寺
石神井公園の南に広大な境内を持つ名刹である。
表参道の「守護使不入」の碑は守護の徴税使でも入れなかった証という。
大きな石の寺標も目立つ。ダウン
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山門は御成門とも言われ、徳川家光が鷹狩の時に休憩所となった。
江戸時代後期(1827年築)の四脚門であり、主柱や控柱の上下を細めた円柱が特徴ある。ダウン
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山門の装飾は獅子、象、獏などの彫刻が眼を惹く。ダウン
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写真は山門扉の文様彫刻。ダウン
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山門を入り本堂に向かってゆくと、手前左手に建っているのが大黒天堂。左下矢印
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向かって右には重厚な鐘楼が建っている。ダウン
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正面には本堂ダウン、右に客殿、庫裡などが続く。
真言宗智山派の寺院、山号は亀頂山。
1394年の開山であり、本尊は不動明王であるため「石神井不動尊」とも呼ばれる。
江戸期には10石の朱印寺。
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本堂向拝の彫り物も素晴らしい。ダウン
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