825日、天気予報では曇りで気温27度とあるので、前回訪ねた外房線に再度出かけてきた。
武蔵小杉から快速電車に揺られながら、上総一の宮で普通に乗り換えて上総興津駅に着いたのが12時前。
駅前から外房黒潮ライン(177号線)を歩いて妙覚寺に向かう。
上総興津駅は勝浦市に入るが、過日訪ねた安房小湊や安房天津駅前に比較して結構商店もあり、町らしい佇まいである。
それもそのはずで鎌倉時代から興津城があり、また「興津千軒」と呼ばれ港町として繁栄してきた歴史を持っている。
写真は駅舎。ダウン
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途中、釈迦本寺が見えたので立ち寄る。
大通りに石柱門を開く。
元は興津城内にあった佐久間家の釈迦堂を1265年に寺に改めたとのこと。
日蓮宗の寺院、山号は厳長寺。
写真は本堂。ダウン
また雛祭りには境内に沢山のお雛様が飾られるという。
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本堂の左に小道を挟んで「宗祖符水井」がある。ダウン
鎌倉時代に疫病が流行した時、日蓮が井戸を掘らせて経文を書いた石を納めたところ、その水を飲んだ病人はたちどころに治り疫病は収まったという言い伝えがある。
その石も寺にあるという。
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177号線の信号を右折し踏切を越えてかに右折し、ちょうど上総興津駅の北側の山の斜面に建つ善栄寺と禅奥寺に向かう。
禅栄寺は日蓮宗の寺院、山号は東光山。ダウン
勝浦から安房鴨川にかけては日蓮の生誕地ということで圧倒的に日蓮宗の寺院が多い。
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善栄寺の境内横から山裾に向かって禅奥寺の細い参道が続く。
石段を登ると正面に小さなお堂があるのみ。ダウン
そのお堂の右に住宅があり、境内一面に物干し竿が並んでいるのにびっくりするが、今は廃寺となっており寺とは関係ないようである。
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臨済宗妙心寺派の寺院、山号は金永山。
720年の創建という古寺であったという。
木像地蔵菩薩を安置している。ダウン
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ふと左手を見ると山に向かって苔むした急石段が見えたのでいつもの習慣で登ろうとしたが、すごく滑りやすい上、何となく不気味な感じがするので登るのは止める。ダウン
帰りにヤクルトのおばさんに出会ったので聞くと、上は避難所になっているとのことであった。
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