さらに北に歩くと眼前に前橋公園が広がっている。
丁度、桜の季節であり、大勢の市民で賑わっていた。
その一角に前橋東照宮が祀られている。
祭神は徳川家康、配神は菅原道真。
寛永元年に家康の次男結城秀康の五男松平直基が越前勝山城内に創祀し、江戸中期に転封と共に前橋城に移された。
拝殿は入母屋造で、写真は拝殿向拝の彫刻。
垣に囲まれて小ぶりながら繊細な彫刻が施された本殿。
彫刻は江戸の彫師島村源蔵作。
境内の営築稲荷神社は1863年に前橋城再築に当たり工事の安全のために十一代藩主松平直克が勧請したもの。
高台には西南戦争の戦死者を祀る厩橋招魂祠記碑が聳え立つ。
写真は境内の前橋護国神社。
ここから利根川の河川敷を利用した前橋公園の美しい池などが展望できた。