タクシーは関西本線沿いの田舎道を右に左にと走りようやく仏土寺に到着。
この辺りの道は判りにくく地元のドライバーでも苦労されている。
もっとも仏土寺を訪ねる人は稀とのこと。
真言宗豊山派の寺院、山号は平野山。
阿弥陀如来と両脇侍像(いずれも重文)を安置。
ただ境内には人の気配が全くなく拝観は諦める。
写真は本堂と境内。
境内でひときわ目建つのは二基の石塔である。
左に立つのは多宝塔。
鎌倉時代造で高さ573cm。
右に立つのは雁塔とある。
昔、旅の僧が空腹に耐えかねて雁を食べたのでその供養のために塔を立てたという。
鎌倉時代造で高さは470cm。
さらにタクシーは西にと走り、高倉神社に到着
861年創建、祭神は高倉下命。
一の鳥居、二の鳥居(写真)とあり、石段の先に拝殿。
拝殿は吹きっぱなしだが、かなり荒れている。
しかしどこか風情が漂う。
拝殿の奥に朱の本殿(重文)を真ん中に、右に八幡社・左に春日社(いずれも重文)が並ぶ。
いずれも一間社流造で1574年築。
写真は本殿の正面。
写真は八幡社。
写真は春日社。
写真は本殿など三つが並ぶ様。