石川台駅まで戻り、池上線の電車で一駅目の洗足池駅に下車。
駅前にすぐ洗足池公園が広がり、土曜日の行楽日和ということもあり、奥の家族連れで賑わっていた。
その洗足池の東側湖岸に図書館がありその隣に妙福寺の境内がある。
288 妙福寺
宗派 日蓮宗
山号 星頂山
創建 1282年
本尊 一塔両尊四士
住所 大田区南千束2-2-7
境内のどこにも妙福寺と書かれていなくて御松庵という文字しか見えない。
もとは江戸末期まで浅草にあり、御松庵と合併して現在地に移ったため地元では御松庵と呼ばれているという。
写真は風情ある山門前。
山門を入ると左手に竹林が続く。
写真は本堂。
この地は勝海舟の別邸跡であり、明治24年に建てて「洗足軒」と名付けた。
祖師堂、鳳凰閣は国登録有形文化財である。
祖師堂は1833年に七面大明神堂として建てられた。
境内の奥に日蓮上人袈裟掛けの松がある。
1282年に日蓮が身延山から常陸国に向かう途中、この千束池の畔で休息し傍の松に袈裟を掛けて、池の水で足を洗ったと伝わる。
このことより千束池を洗足池と称するようになったという。
なお現在の松は三代目とのこと。
境内は湖岸に接しており、ここからの眺めもなかなか良い。
毎年7月16日に送り火の灯篭流しが行われる。