さらに南に歩くと横町通りに宗吽寺と日輪寺が並んで門を開いている。
宗吽寺(そううんじ)は上田藩主の祈願寺でもあった。
写真は長い参道。
山門は鐘楼門で頭デッカチ、二階の花頭窓が良い。
真言宗の寺院、山号は海堂山。
写真は本堂。
狭い境内ではあるが小さめの堂宇や石塔が並んでいる。
写真は成田山堂。
清涼大師堂がある。
嵯峨天皇の御代、弘法大師は清涼殿で「大日経」を講義された。
居並ぶ天皇、高僧に「我は今から大日如来となり講義をする」と言われて以後、清涼大師と呼ばれるようになったという。
お堂の前に広げた両手の石像が置かれているのも面白い。
本堂の右前に小ぶりな石幢がある。
後の石塔と重なって写っているので見ずらいが。
六地蔵塔で石燈籠として使用したもの。
切妻屋根型で、正面と左右側面に二体づつ浮き彫りし、中央の前後に長方形の口を開けた珍しい形とのこと。
1349年南朝の年号が刻まれている。