さらに車は大谷寺大長院に向かう。
大谷寺は泰澄大師が開き、また入寂したと伝わる古刹。
朱色の山門、鐘楼など、門前からの見映えはなかなか良いダウン
 
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前もって連絡しておいて貰ったので、奥さんに堂内を案内していただく。
拝観料は無料とのこと。
松平家の勅願寺であり、由緒あるものも多く残っているが、交通の不便な山奥にあり、これらの維持管理がなかなか大変な様子がうかがえる。
本堂内には仏像などが所狭しと並んでいる。
写真は本堂と庫裏が一体になった、誠に質素そのものの建物ダウン
 
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ただ残念なことに重文指定の仏像三体共に、東京に出稼ぎ中で留守だったのが残念。
その収蔵庫の中も見せて頂く。
692年、泰澄大師による創建。
天台宗寺院、山号は越知山。
写真は境内の越知神社ダウン
 
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本堂裏の高台には泰澄堂があるダウン
泰澄大師はここを拠点に越知山・日野山・文殊山・吉野岳、白山等で修行されたとのこと。
そのため当寺は山岳信仰(白山修験)の寺として栄えた。
 
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さらに高台に大師の墓と伝わる石造九重塔があり、重文指定されている。左下矢印
泰澄大師は767年にこの寺でご遷化。
御廟所を中心に、最盛時には1000坊あったという。
説明された奥さんのお気持ちも理解できる現在の寂れ方である。
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