連休明けの10日から二泊三日で、福井県福井市周辺の寺社巡りに出かけてきた。
同行者はいつもの寺社巡り四人組であり、修学旅行と称しての旅である。
 
昨年は同じメンバーで敦賀、小浜、舞鶴、宮津を回ってきた。
私は福井県の三国地区も既に訪ねているので、今回の寺社巡りで福井県下の主な寺社はほぼ回り終えたことになる。
 
福井市周辺の寺社では永平寺が特に名高いが、今回の寺社巡りに当って事前に下調べをしていると、この地区にはかなり多くの歴史的な寺社があることが判った。
特に武生(現在は越前市になっていた)周辺に良い寺社が多く、また紫式部が一年住んでいたり、味真野地区は万葉の里として知られていることなどを知りびっくりした。
 
ただ今回の旅は大雨に見舞われ、特に10、11日の雨足は激しく、ずぶ濡れになりながらの寺社巡りを強行してきた。
そのため写真の映りが極めて悪いものが多くこれが残念であり、またご勘弁願いたい。
 
10日、新横浜から米原経由で武生駅に到着したのが11時。
あらかじめ予約しておいたタクシーに乗って、大雨の中をスタート。
まずは越前市の南部に位置する大塩八幡宮に。
 
大塩八幡宮の入り口からの参道の素晴らしさには感嘆した。
杉木立の中、整然とした石段が真っ直ぐに伸びている。ダウン
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平安時代初期、越前に流された紀中納言友仲が無実の罪を晴らすため祈願を続け、まもなく罪が許され都に帰ることができたことに感謝して891年に鎮座された。
写真は鳥居と神門ダウン
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横長の拝殿は桁行七間で入母屋造り杮葺の長床式。
四方は吹き放ちで、室町後期築だが1809年に再建され、重文指定。
写真は幣殿から拝殿を。ダウン
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拝殿の奥に幣殿が独立して建っている。
その左には高岡神社、右には天国津彦・天国津比咩神社の社殿が並ぶ。ダウン
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幣殿は1726年再建で雪囲いの中にある。ダウン
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写真は天国津彦・天国津比咩神社。ダウン
説明板には延喜式内社であり準別宮とある。
祭神は伊邪那岐尊、伊邪那美尊。
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その後ろに本殿がある。ダウン
本殿は建武年中に建てられ、その後9回修復を重ねている。
また本殿横の石灯篭は1612年造。
祭神は帯中津日子天皇(仲哀天皇)、品陀和気天皇(応神天皇)、息長帯日賣尊(神功皇后)
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絵馬殿、鐘楼なども建つ。
その他境内社として天八百萬比咩神社、寿翁神社、高良神社、源嫡神社など由緒深そうな名前の神社が多い。
写真は本殿横から境内社への道ダウン
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雨の降りしきる中ではあるが、最初からこんな立派な神社に遭遇したことに感謝。
最初のこの出会いが無ければ、この後大雨に負けて途中で挫折したかも知れない。