神戸に滞在中の4日、明石市の寺社巡りに出かけた。
二年ばかり前に明石駅から山手の主だった寺社巡りをしているので、今回は海岸沿いに寺社を訪ねて回ることにした。
ただ手元にある地図が大雑把であったため、歩いている途中で地図にはない寺社にかなり立ち寄った。
帰ってから調べてみると、逆に今回廻った近くにありながら見落とした寺社もあった。
よって足の向くまま気のむくままの寺社めぐりとご理解いただきたい。
 
それにしても明石の海岸沿いには、思いがけなく多くの寺社があるのに正直びっくりした。
明石市は子午線の町として名高く、日本標準時の基点となっている。
また明石原人源氏物語ゆかりの地として、近年は明石海峡大橋としても全国銘柄である。
その上、魚好きの私としては明石鯛、明石蛸、明石穴子と聞くだけで嬉しくなってくる。
 
山陽電鉄(運賃が高い!)に乗って、明石駅の先の林崎松江海岸駅で下車。
何もない駅前から住宅街を抜けて、まず林神社を目指す。
 
林神社は何と139年創建(三桁!)という古社であり、市内最古の神社
玉垣、石垣に囲まれた境内には石段が続き、その斜面には樹木が生い茂っている。ダウン
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祭神は少童海神を始め、彦火々出見命、豊玉姫命、葺不合尊、玉依媛命、御崎大神。
海の神・少童海神が林崎沖の巨石赤石に姿を見せたが、翌年の波風で海に沈没してしまった。そのため丘に一社を建てて祀ったのがはじまりとのこと。
 
鉄筋社殿は新しく昭和25年の再建。ダウン
忠魂碑のほか境内社として龍田社、男左磁社、猿田彦社。
式内社であり、平城天皇、豊臣秀吉も参拝したとのこと。
保育園を併設していた。
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鳥居から真っ直ぐに南に下がって歩いて行き専修寺を目指す。
三本線の入った白壁をぐるりと廻らしており、何だか取りつき難い感じがする。ダウン
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山門を入ると狭い境内ながら整然としている。
本堂ダウン、お堂が建ち、墓地には地下道を通って行く。
浄土宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。
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専修寺から右折すると、突き当りに堂宇が望まれる。
浄蓮寺は浄土宗の寺院、山号は八池山。
新しい山門を入ると境内は石畳。ダウン
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やはり新しい本堂は横長で、賽銭箱が二つ置いてあった。
本堂前に大木が一本立つ。
本堂のガラス戸の桟は幾何学的で美しい。ダウン
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