恒例の四人組による寺社探訪会の12月例会は、年末押し迫っての28日実施した。
今回は文京区の地下鉄白山駅に集合し、本郷通りに沿って北に歩き、最後に巣鴨の「とげぬき地蔵」を訪ねるというコースを設定。
14時に都営三田線白山改札出口で全員集合、まずは前回訪ねそこねた白山下近くの厳浄院を訪ねる。
119厳浄院(ごんじょうじ)
宗派 浄土宗
山号 臨川山
開山 1628年
住所 文京区白山2-7-5
白山通りに開く山門はまだ新しい。
数段の石段を登ると崖地で狭い境内ながら、草木の中に石地蔵が並びなかなか趣がある。
また俳人山口素堂の「目に青葉、山ほととぎす 初鰹」の歌碑あり。
他に仏足石、畜生転生の碑など。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/cf/8d/j/o0432032414527157741.jpg?caw=800)
本堂と境内
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/2d/b8/j/o0324043214527157758.jpg?caw=800)
山口素堂の歌碑
続いては複雑に道が入り組む白山下交差点を渡り、小路を入ったところにある大乗寺の「八百屋お七」の墓に立ち寄る。![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
入り口には「お七地蔵堂」もあった。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/c2/7d/j/o0432032414527157768.jpg?caw=800)
次に都立向丘高校の傍にある大円寺を訪ねる。
120大円寺
宗派 曹洞宗
山号 金龍山
開基 1592年
本尊 聖観世音菩薩
住所 文京区向丘1-11-3
鮮やかな朱塗りの門が迎えてくれる。
境内はこぎれいな下町風づくり。
1649年に現在地に移転、十万三世一切仏の道場でもある。
山門を入るとすぐに「八百屋お七」にちなむ「ほうろく地蔵」が賑やかに祀られている。
お七を供養するため1719年、熱した焙烙(ほうらく)を頭にかぶり水から焦熱の苦しみを受ける地蔵様を造り祀ったもの。
首から上の病気に霊験あらたかと信仰されてきた。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/a9/ed/j/o0432032414527157777.jpg?caw=800)
山門
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/7c/44/j/o0432032414527157792.jpg?caw=800)
「ほうろく地蔵」
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/7b/5a/j/o0432032414527157798.jpg?caw=800)
本堂
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/8d/a3/j/o0432032414527157805.jpg?caw=800)
小路を隔てた墓地の一番奥に高嶋秋帆の墓がある。
江戸末期の砲術家として名高い。