254号線の左側に玉蔵寺、東石清水八幡神社、玉蓮寺の境内が連なっている。
玉蔵寺は臨済宗妙心寺派の寺院、山号は雉岡山。
創建は康永年間(1342~1345年)という由緒ある寺。
江戸期には6石の寺領。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/ab/a1/j/o0432032414527157538.jpg?caw=800)
質素な山門であるが、築城時から唯一残り、釘を一切使っていない造りだという。
門前には石に彫られた六地蔵が並ぶ。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/e8/99/j/o0432032414527157542.jpg?caw=800)
本堂と観音像、地蔵像
東石清水八幡神社は児玉町の氏神様であろう。
名前からして由緒の深さが推しはかられる。
祭神は誉田別命、姫大神、神功皇后。
創建は1063年、源義家が勧請したという古社。
勧請の際に義家が詠んだ歌が残るという。
「陸奥を一目ににらむ 武蔵野は八幡の山に祭る神垣」(風土記稿)
また児玉党の豪族児玉時国の崇敬を受けた。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/29/95/j/o0432032414527157546.jpg?caw=800)
随身門はどっしりと実に安定感がある。
1756年築で、八柱三間一戸。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/04/ef/j/o0432032414527157553.jpg?caw=800)
社殿は1722年の再建。
なお鳥居は明神形青銅造りで高さは58m。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/37/93/j/o0432032414527157559.jpg?caw=800)
拝殿は入母屋造りで、格天井には狩野直信の「飛龍の図」がある。
写真は拝殿前面の彫刻
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/be/db/j/o0324043214527157565.jpg?caw=800)
本殿の彫刻も見事であり、唐様の人物、花鳥が彫られていた。
境内には能楽殿のほか摂社・末社がずらりと並び、皇太神宮、稲荷、八坂、金讃、高良、聖徳、医師、産泰、天満、諏訪、住吉などなど。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/5d/6c/j/o0432032414527157574.jpg?caw=800)
また境内の神池は防火水源を兼ねている。
後ろには御嶽塚が見える