唐招提寺にも何度か訪ねたが、新しく金堂が修復されてからは初めてである。
鑑真和上が759年に建立。律宗総本山。
南大門は新しく1960年の再建。
 
 
イメージ 1 
国宝指定の金堂(写真アップ)は現存する天平建築最大の建物で、建てられたのは8世紀後半。
平成の大修理が10年に亘って行われ、2009年11月に終わったばかりである。
正面7間、側面4間で屋根の鴟尾、かすかなエンタシスを持つ前面の八本の列柱で名高い。
堂内には盧舎那仏像千手観音像薬師如来立像梵天、帝釈天、四天王像(いずれも国宝)などがずらりと並ぶ。
 
 
イメージ 2 
講堂(国宝)は平城京の東朝集殿を移築したもので、やはり8世紀後半築。(写真アップ
堂内には弥勒仏座像持国天増長天(いずれも重文)などを安置。
 
 
イメージ 3
境内の西はずれには戒壇が再建されている。(写真アップ
鑑真は日本の僧侶に正しい戒律を与えるために艱難辛苦の末に渡海。
最初は東大寺の戒壇で授戒し、その後戒律の専門道場として当寺を創建した。
 
イメージ 4
 
経堂宝蔵鼓楼など国宝の建物がずらりと並ぶ様も圧巻。
鼓楼(写真)は1240年築で瀟洒な重層建物、うちわまき会式が行われる。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
礼堂と東室は南北に長い建物であり、1284年築の重文指定。(写真)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
 
経堂宝蔵は校倉造りで並んで建つ。
8世紀後半築。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
 
 
御影堂(重文)は江戸時代築で、鑑真和上座像(国宝)を収めているが、毎年6月6日から三日間のみ公開されるとのこと。
写真は御影堂前の風景
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
 
 
このあと境内を走り回って、鑑真廟所を訪ねる。(写真)
ここまで訪ねるのは今回が初めてである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また新宝蔵も拝観する。
如来形立像東征絵巻重文仏像などの寺宝が所狭しとばかり17体展示されていた。
中でもひときわ目を惹いたのは金堂の鴟尾二体(国宝)である。
 
境内にはその他、鐘楼(梵鐘は重文)、本願殿、中興殿、地蔵堂、東塔跡、鎮守社、弁天社などが点在している。
 
 
唐招提寺から薬師寺に向かって歩き、途中にある「大納言」にて昼食。
ここの名物「にぎわいうどん」とビール、デザートに「葛もち」を食す。