18日から二泊三日で奈良を旅してきた。
同行者は6名で、千葉に勤務時代の「Fグループ異業種懇親会」のメンバーである。
この時のメンバーは何故か気が合い、それぞれが転勤したあとはOB会としてまた集まり、現在15名ほどの会員を数える。
年間行事として、冬夏の例会と春秋にゴルフ会、さらに旅行会を一回実施している。
旅行は昨年が台湾、一昨年が韓国であり、今年は久々の国内旅行となった。

東京駅から各自で新幹線自由席に乗車して、京都駅に。
JR快速で奈良駅に到着。
まずはホテルに荷物を預けて、駅前の蕎麦屋「雄町」にて食事。
なかなかに落ち着いた店内であり、蕎麦も美味であつた。

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タクシーに乗り、平城遷都1300年祭会場の平城宮跡に出かける。
入り口に建つ朱雀門は三年前に訪ねたことがあるが、その時は見渡す限りの野原の中にポツンと立っているのみであった。
今回は遷都1300年ということもあり、観光客で溢れ光景が一変している。
朱雀門は平城宮の正門である。(写真)

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すぐ横に遣唐使船が原寸大で復元されていた。(写真)
全長30mという、こんな小さな船で東シナ海を渡ったことに今更ながらびっくりする。
当時の中国への船出は、まさに「今生の別れ」であったことであろう。

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前日の17日にNHK衛星テレビで6時間にわたって奈良遷都1300年の様子が生中継されていたが、この日もやはり大勢の観光客が見えていた。
この会場・平城京跡の中を近鉄奈良線が横切っており、頻繁に電車が通過する。(写真)
古い奈良の宮城跡と、近代的な電車の取り合わせが妙であり、また面白い。

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朱雀門からは第一次朝堂院跡(儀式が行われた)の野原が広がり、メインの大極殿までは800m歩くことになる。
大極殿はこの祭りに合わせて完成させたもので、正面44m、高さは27m、44本の柱を使った平城宮最大の宮殿の復元である。(写真)

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天皇の即位式や外国使節との謁見など国の重要な儀式が行われた場所である。
写真は天皇の高御座(たかみくら)」。


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大極殿内は見て回れる。
天井には色彩鮮やかに四神などが描かれていた。(写真)


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さらに広々とした平城宮跡を歩いて東端にある東院庭園を訪ねる。(写真)
東院では宴などが催されたとのこと。
発掘調査に基づいて、奈良時代の庭園を復元させたもの。
ここにも三年前に訪ねたことがある。

これらの復元されたものはすべて無料にて見て回れるが、会場にはそのほか歴史館、体験コーナーなどが有料にて設置されていた。

続いてはタクシーに分乗して興福寺に。