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商家通りは十字路を過ぎると本町に入るが、さらにずらりと商家の町並みが続く。
その正面に山門が見えてくるのが、光岳寺である。
旧街道の曲がり角にあり、まず変わった形の総門が迎えてくれる。
元小諸城の足柄門を移築したもので1765年再建され、がっしりとした造りである。
正面両側の柱に小さな屋根を持つ高麗門である。(写真)

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総門を入ると植え込みの参道が続き楼門が建つ。(写真)
三間三戸で、二層目に高欄を廻らし、江戸中期の築。
山号は天機山、浄土宗の寺院。

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本堂も大きく堂々たる構えである。(写真)
光岳寺は、家康の母「お大の方」を弔うために、ひ孫の小諸城主松平憲良が1624年に建立した。
その後の城主牧野家もここに菩提寺を移したため、本堂の屋根には徳川・松平・牧野の三つの家紋が掲げられている。

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また境内には松井稲荷と成田山が祀られている。(写真)
成田山は毎年大晦日、年越しで大変な賑わいだという。


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商家の町並みの大通りに出る。
光岳寺門前から東に折れてさらに大通りを歩いて行くと宗心寺の細長い参道がある。
曹洞宗の寺院で、狭い境内ながら本堂、庫裏の前に手入れされた松の木などがあった。(写真)