同行のTさんのご要望もあり、車は三丁町を走る。
ここの街並はもと茶屋街であったところ。
今でもそこここにそれらしき建物が残り、そのうち数軒は今でも営業しているとのこと。

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電車の時間も迫ってきたが、最後に予定していた高成寺に行くだけ行ってみようということで立ち寄る。
ところがこの寺院の門前からの佇まいが素晴らしい。
総門前に清らかな川があり石橋を渡る。(写真)

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山号は青井山、臨済宗南禅寺派の寺院。
1339年足利尊氏が全国に建立した安国寺が前身。
石橋を渡ると三門(写真)、さらにはご丁寧に楼門が続く。

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境内は結構広く(写真)、本堂を中心に庫裏、鐘楼、瑞雲院などが立ち並んでいた。
平安時代初期作の十一面観音立像は重文だが、時間がないため今回はパス。


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最盛期には塔頭40を数えたという大寺であったという。
書院に廻らした白壁などにその片鱗を見ることができる。
境内と堂宇を眺めるだけでも十分な価値はあった。
写真は観音堂。

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電車の時間が迫り駅に向かうが、途中まだ時間は大丈夫だからと言われて、商店街の中にある鯖街道発祥の地につれて行かれる。
閑散とした商店街の地面に「鯖街道の起点」とあった。(写真)
そして駅に着いたのは発車の10分前。
さすがプロの運転手さんであった。感謝。

タクシーを使い効率的に寺社巡りをしたので、小浜市内の主だった寺社はすべて廻り終えたことになる。
それにしても小浜のタクシーは3時間貸し切りで10000円、一人当たり2500円と格安であった。
その上、運転手さんの見事な時間配分。これも感謝、感謝。
気分も上々、次の東舞鶴駅にと向かう。