この日は1月の30日で土曜日。
明治神宮の参道もかなりの参拝客で賑わっており、びっくりする。
それにしても参道を歩く参拝客から舞い上がる砂利の砂埃にはいささか閉口。

82明治神宮
祭神  明治天皇、昭憲皇后
創建  1920年
住所  渋谷区代々木神園町1-1

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今更、明治神宮についての講釈は無用であろう。
毎年のお正月三が日の初詣には300万人が訪れる日本一の神社である。
私は10年位前に初詣で訪れたが、その人の多さと待ち時間の長さ、その上に砂埃という不健康さに辟易し、その後は敬遠している。
写真は、木造では日本で最も大きい神明鳥居で高さは12mある。

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境内の広さは70万㎡。
正殿(写真)、神楽殿、宝物殿、至誠館などが点在。
また御苑は、大名加藤家、井伊家の下屋敷庭園であったもの。
広さは83000㎡ある。
今、清正井が大変なブームで、整理券が出されており、この日は既に本日分は売り切れとのこと。
明治天皇御製
「うつせみの 代々木の里はしずかにて 都のほかのここちこそすれ」

明治神宮の森の中の道を散策しながら西口に出ようと思うが、捜せども出られる道は無くて結局参宮橋まで歩くことになった。
小田急参宮橋から一駅、電車に乗り代々木八幡駅に下車。
代々木八幡駅から山手通り沿いにある代々木八幡を訪ねる。

83代々木八幡神社
祭神  応神天皇
創建  1212年に鶴岡八幡宮を勧請
住所  渋谷区代々木5-1-1

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参道を登ると標高32mの境内には樹木が鬱蒼と茂り森のよう。
写真は入り口。
天気が良いせいもあり、ここでも珍しく数組の参拝客と行き合った。

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木造社殿から回廊が社務所に延びており(写真)、神楽殿、茅葺の崩れそうな茶室などもある。
配座として天祖社、白山社、別宮として稲荷社、天、榛名社、末社として出世稲荷などがある。


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また当地で約4500年前の石器時代の住居跡が見つかり、同時に数多くの土器なども発見されている。
現在はその場所に当時のままの竪穴住居が再現されていた(写真)。


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すぐ隣に別当寺の福泉寺があるので立ち寄る。
山号は宝珠山、天台宗の寺院で、創建は1212年。
1644年に中興開山された。
高台にあるため見晴らしの良い境内には2F鉄筋本堂のほか、石仏、庚申塔群などが並ぶ(写真)。

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また庫裏の庭園が素晴らしいが、立ち入り禁止。
早咲きの枝垂れ梅の花が満開であった(写真)。
最近は、こうした庫裏だけに庭園を取り込んでいるのを散見するが、見ていて苦々しい。

この日は明治神宮内をかなり歩いたこともあり、道程は20000歩になり結構疲れる。
代々木八幡駅前の、良さそうな飲み屋を探して歩く。
「小町」という「おばん菜」のお店に入ることに。
これが大正解。料理が抜群に美味しく、お店のお嬢さん方も感じが良かった。
飲んだお酒も「菊水」の冷酒の美味しかったこと、美味しかったこと。
この店に飛び込んだKさんは流石であり、その夜の年季に脱帽する。