二十三区の好きな寺社３００巡り～７５渋谷氷川神社、７６室泉寺

金王神社前から、住宅街の間の道を歩きながら氷川神社を目指す。

７５渋谷氷川神社
祭神　　素戔鳴尊　　　相殿　　稲田姫命、大己貴尊、天照皇太神
創建　　景行天皇の御世
住所　　渋谷区東２－５－６

創建は景行天皇の御世、日本武尊が東征の折に勧請したと伝わる。
境内は小高い丘の上にあり、境内の広さは７２８坪あり、鬱蒼と樹木が茂っている。
写真は二の鳥居付近。

神明造り木造社殿は１９５６年の再建と新しい（写真）。
社殿の左に社務所、神楽殿があり、右手に秋葉神社、八幡神社の小祠がある。

また社殿に向かい合うように厳島神社、稲荷神社の社が建っていた（写真）。
なお境内地は約４０００坪と広大。

参道を降りてゆくと、右手に相撲場がある（写真）。
江戸郊外三大相撲であった金王相撲場跡であり、現在も相撲場が設けられている。

隣合わせの場所に別当寺宝泉寺がある（写真）。
宗派は天台宗で８１０年の開基とされる。
本堂は鉄筋西洋風な建物で他に神楽殿、鐘楼、常盤薬師堂などがある。

宝泉寺を南下し、明治通りに出て庚申橋交差点を左折すると、突き当りに室泉寺がある。
７６室泉寺
宗派　　高野山真言宗
山号　　源秀山　　　院号　　永松院
創建　　不明
本尊　　阿弥陀如来
住所　　渋谷区東３－８－１６

城門のようながっしりした造りの山門前には植栽が施されている（写真）。
御府内八十八ヶ所七番霊場である。

境内にはこまごましたお堂や石造物が何の脈略もなくびっしりと並んでいる。
本堂は鉄筋で柱は橙色（写真）、隣には一重宝塔がある。

客殿、源秀地蔵堂、稲荷社、茶室、不明のお堂、などのほか築山まである。
なお保存されている「興正菩薩画像」は重文とのこと。
写真は境内。