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蓮昌寺の前の小道を北に歩き左に下ると立派な塀を廻らした来教寺がある。
山号は毘沙門山または卯辰山、天台真盛宗。
1632年、毘沙門天を祀ったのが始まり。
木造山門を入ると、狭い境内にはびっしりと植栽が植えられている(写真)。
木造本堂内陣は神社様式で、左に金毘羅大権現、右に阿弥陀仏が安置されているという。
なお観相の看板あり。

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すぐ隣に永久寺がある。
山号は金沢山、高野山真言宗の寺院。
1627年に現在地に移転。
写真は山門。

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さらに少し下がると幼稚園を併設した玄門寺(写真)の境内がある。
山号は孤峯山、浄土宗の寺院。
1633年の創建で、1660年に移転してきた。
一丈六尺の大仏を安置。

今度はいままで下がってきた道を逆に登って行く。
お店の少ない地区だが、ようやく見つけた簡易スーパーでパンと飲み物を買って、坂道を登って行く。

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突き当りの石段を登ると西養寺がある。
山号は清澄山、天台宗真盛派の寺院。
写真は山門。

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境内は紅葉、草花に彩られて、まさに山寺風で私の好み。
正面に建つ本堂は1783年再建で、入母屋造に向唐破風の玄関を付けたのは珍しいとのこと。
それにしても美しい本堂であり、境内である(写真)。

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物音ひとつしない静かな境内の鐘楼に腰を下ろし、先ほど買っておいたパンで遅い昼食をとる。
あたり一面の草花に囲まれて幸せな気分に浸る。
鐘楼は1851年の建立でなかなか手が込んでいる(写真)。
また境内にはこじんまりした観音堂、聖天堂、護摩堂などのほか、地蔵堂、龍神祠、宝筐印塔などが点在している。

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脇の小さな急石段を降りると、真ん前が誓願寺。
山号は来迎山、浄土宗の寺院、1636年の創建。
山門を入ると、横長の本堂(写真)、地蔵堂がひっそりと建っていた。
ここも荒れ寺風な雰囲気でまた良い。