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続いては香山寺を訪ねた。
山号は景雲山、臨済宗建長寺派の寺院。
源頼朝が旗揚げの際、最初に討たれた平兼隆を祀る。
極めて珍しいアーチ型の石造山門(写真)を通って参道を進む。
これは明治の頃、伊豆国生産会社の門を移築したもの。

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参道を進むと本堂と見間違う客殿があり、「祈祷」の扁額がかかっている。
また庭園は手入れ良く、苔むした石燈篭も風情あり。
小さな瑠璃光殿も建つ。

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さらに一段高い場所に新しい木造本堂が建つ(写真)。
草創は1154年であり、1330に再建、隆盛を極め七堂伽藍、塔頭5院を擁していたが、今ではその面影はほとんどない。
本尊は千手観音。

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少し南に行くと本立寺がある。
山号は大成山、日蓮宗の本山とある。
木造山門は寺領に比しては質素である。
写真は山門から長い参道、石段が続き、その先に本堂がある(写真)。

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新しい緩やかな石段を登ってゆくと両側にはこれも新しい石燈篭が並ぶ。
ゆったりとした境内には豪壮な木造本堂が建つ(写真)。
1261年、伊東に配流された日蓮と出会った江川家16代英親は、日蓮に深く帰依し在家のまま弟子になった。
1506年に当寺を建立し爾来、江川家の菩提寺として栄えている。

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境内にある大きな日蓮像が辺りを睥睨している。
また日蓮像の後には、屋根の付いた回廊が長く続く(写真)。