巨大廃棄物処理施設「アルプス」
2053年人類は増え続ける大量のゴミに悩まされていた。そこで国連は地球上のゴミを一ヶ所に集めすべてをそこに押し込んでしまおうという方針を打ち出した。世界中から集められる大量のゴミ…その中には親に捨てられた幼い子供たちも混ざっていた。子供たちはゴミと呼ばれそれぞれに番号を与えられ過酷な労働を強いられている。
廃棄物812号…通称ハイジもその一人である。生んでくれた両親の記憶はない育ててくれた養父の死後たらい回しにされ3年前ここアルプスにたどり着いた。彼女はただひたすら働き続けた。そんなある日ハイジは一人の少女と出会う彼女の名はクララ。
クララは幼い頃のある事故がきっかけで車椅子生活を余儀なくされていた…ちなみに彼女の父親はこの巨大施設の設計者でありアルプスの運営を実質的に支配している。クララの案内を任されたハイジに対し彼女はこう呟いた


クララ「あなたの目気に入ったわあなたにはできるかしら?お願いがあるの私を殺してちょうだい…」


ハイジ「うん!いいよ!」


クララ「え?ちょ…理由とか聞かないの?意味深でしょなんか今のセリフ意味深だったでしょ?」


ハイジ「ウィーーン!」


クララ「ウィーンじゃねぇし!ほら影のある美少女的なさこれから運命が交差する的な展開になるんじゃないの?ね?ねっ?」


ハイジ「ガッシャン!」


クララ「えっ!?マジでマジで?ちょちょーーーーーきゃーーー!!!




クララは逝った…





ここはアルプス
この大きすぎるゴミ捨て場では一度捨てたものを取り戻すことはできない