沢田研二さんを観た。という印象の作品だった。
良くも悪くも、商業演劇として完成されてる作品だと感じた。
笑いのとり方が上手い。
ある対象のモノと自分の関係性を上手く表現し、その中で笑いをとっており、その時間の使い方も絶妙だと感じた。
沢田研二さんの「お嬢さんお手上げだ」という曲からシナリオを構成した事もあり、曲と作風が合っていると感じた。
しかし、音楽の使い方がミュージカルのそれと同じで、その他では暗転時に生演奏という形で、やはりSPACの生演奏とは比べられないなと感じた。
作風がハッキリしているという点で観てる側は作品が分かり易く、その世界に入りやすかったと思う。
概ねコメディでありながら要所要所でシメる。
沢田研二さんの声や間の取り方が素晴らしいこともあり、そのギャップが分かりやすかったと思った。
商業演劇とそれ以外の大きな違いは、観客に考えさせる内容なのではないかと今週の3つの演劇を観て思った。
SPACはほぼ全ての役者の動きに感情が乗っており、小道具や演出の一つ一つに意味がある。
それを何なのか考え、自分で答えを出させるのが商業演劇でない演劇の大きな役割のような気がする。