「青春とは心の若さである」サムエル・ウルマン
「ポケットに名言を」寺山修司
「三文オペラ」ブレヒト
「サド侯爵夫人・わが友ヒットラー」三島由紀夫
「オペラ座の怪人」ガストン・ルルー
「人間失格」太宰治
「オイディプス王」ソポクレス
「リア王」シェイクスピア
「アルケミスト」パウロ・コエーリョ
「俳優漂流」笈田ヨシ
全て面白かったが、その中から述べたいものを書く。
○三文オペラ
社会的テーマと人間的テーマが交じり合った戯曲だと感じた。
貧乏人の幸せと貴族の幸せは違うのか。
「(前略)諸君が御覧になっているのは没落しつつある階級の没落しつつある代表者であります。(中略)人間をこき使うのに比べれば、人殺しなどなんでありましょう。(中略)ジェニーが私を売ったのは、私にとっては非常な驚きであった。これこそ、世界がいささかも変わっていないことの明白な証拠である。若干の不幸なる事情の結合が、私を堕落させた。よろしい。堕落しよう。」
ここに作品の芯があると感じた。
自分の中でかなり上位にくる名作。
○アルケミスト
人生哲学をテーマにした小説。
今この時期にこの本が読めて幸運だと感じた。
中でも1番心に残ったのが、人はその人生の中で何か目的を1つは与えられている。しかし、その目的へと歩ける人は少ない。だがもし歩け続けることが出来たならば、周りの環境などは全て自分を支えてくれ、本当の幸せを得ることが出来るだろう。
という内容。
本を読むことも知識が増える一つの方法だが、身近な他人や自然、事情からも、学べるものは必ずある。、そのモノが話す「大いなる言葉」を理解すること。
○俳優漂流
これは役者人生におけるバイブル的存在になるだろう。
ヨシさんの生き方、その人生観などの根源を知れてこれから自分がどうするのかいくつもの選択肢を貰えた気がする。
海外へ行くという事は、自分と日本を知るということと同義であると思う。それは自分の経験としてもそうだし、やはりヨシさんも同じような体験をしていた。
彼が俺と違うのはそこから役者として突き詰めたということ。今まで培ってきた技術を使わないと個人として何が残るのか。
何より、知識欲がやはりスゴい。禅宗を学び、能と義太夫が動きの根本にあり、場合によってはお茶やボディビルダーのトレーニングなどなど、様々な「様式」を取り入れてる。
やはりベースを作らないと。
三島由紀夫さんとの話も興味深い。
演劇や死についてなどの話しも幅広く、彼の基盤になっているのだなと感じた。
こーやって本を読むけど、凝り固まらず、知識に振り回されず、上手く使わなくては。
奇しくもそれを本から学んだのだが。