──気がつくと白い霧のなかにいた…。
「そうだ。ボクは人類を滅ぼす最終兵器!」
今はもう寂れた工場跡地。ピノキオと再会したシンキロウは
道化師に導かれるまま時間旅行に出かける。ノスタルジックな旅の末、
辿りついた先で2人が知る“驚愕の真実“とは──!?
エクスクエスト史上、最高に切なくて残酷なファンタジー!
激しく狂おしい玩具愛(オッズ・アンド・エンズ)と断末魔の叫び──
──蜃気楼の向こう側には、あの罪とその罰が待っている…。
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前半は、激しい殺陣とダンスの間に笑いが満載でコメディかと思うほどでした。
でも、だんだんピノキオとシンキロウの真実が明らかになっていくと、笑いの裏に悲劇があり、悲劇の裏に笑いがある複雑な展開が見えてきました。
最初に見た後、感情が混乱する中、ただ1つ、思ったのは、
“このラストは、人を泣かす最終兵器だな。( ; ; )”
と言うことでした。
そして、フランダースの犬を見た後みたいに、あぁ誰かどこかでこの運命を変えられなかったの。。・゜・(ノД`)・゜・。
と思いました。
見れば見る程、細かい演出が見えてくるので再演を楽日に初めて見る私と
何度も見ている人との温度差を感じましたが、私も初演から見たかったなぁ。と思いました。

最終兵器ピノキオが人類を滅ぼさないように捕獲または、破壊をしようとするゴールドサンダーベージュ役の高田淳さん、殺陣のシーンなどで動いた後の決めが綺麗、ダンスもしなやかで素敵でした。
そして、最後に目を攻撃されて見えなくなって、見えない中で闘う演技が感動しました。

王子様シルバーアッシュ役の大野清志さん、スピードのある殺陣とキレの良いダンスが素敵でした。
門野さんの降る旗を飛び越える所は、京劇みたいでカッコ良かったです。
個人的には、シンデレラに背中合わせの状態から投げられる時の受け身とその後の変顔がにテンションが上がりました。(笑)

シンキロウのお父さんジュンキロウ役の市川雅之さん、どんな悲しい現実もポジティブに乗りきってしまいそうなキャラクターがステキでした。みんながファンタジーの世界にいる中で1人現実の世界にいるので、この役の印象は、この話の後味を決定する、そして、その後味の楽さと悲哀のバランスが絶妙だと思いました。
初めて、サインを頂いたのですが、ミドルネームが役名というセンスもステキだなと思いました。

ピノキオの指南役のコオロギ、クリンケット役の福地教光さん、舞台の高低差をジャンプで上がったり、殺陣も無駄が無くて凄かったです。
コオロギだからか、両手がずっと不自然な方に曲がっていた演技が、かわいかったです。

ブルーフェアリー役の吉田宗洋さん、オカマの役でしたが、綺麗な顔立ちと優しいオネエから、ドスの効いた男性の声にたまに変わるギャップが面白かったです。
ダンスも優雅で他のフェアリー役の女性と一緒でも全然違和感なくてステキでした。
また、きちんとお話し出来ませんでしたが、
並んでいる女性にだけ、豊満な胸をサービスして下さった、優しい胸元亜紀さん、グリーンフェアリー役の少し色っぽい動きも面白かったし、ティンカーベルとして、ピーターパンの肩に乗った時の当然のような無表情が面白かったです。
また、お疲れの中、握手をして下さったお二人。
フック船長役のトクナガさん、剣捌きがかっこよくて、左手がフックだというハンデは、全く感じませんでした。
そして、悪人な感じも私はあまり感じて無かったので、フックで目を攻撃した時は、“なんで、急に酷いことを!”とビックリしていました。
そんな、憎めないフック船長でした。
シンキロウ役の清水宗史さん、キャラクター上、劇中で無邪気な笑顔を何度もしていて、とても印象的でした。
握手の時もその笑顔をして下さって、切なさがフラッシュバックしました。
近くでお会い出来なかったですが、他の方々も素晴らしかったです。