学校でお友達ができない小学生
●学校が楽しくないワケ
「学校が楽しくない」と感じている小学生が増えています。
学校がつまらない理由は、「お友達と仲良くできない」「担任の先生とうまくいかない」など、主に対人関係が挙げられます。
なぜ人間関係がうまくいかないと、子どもは苦痛なのか。
それは私たち人間が「社会的動物」だからです。
衣食住に不自由していなくても、他人との関係をうまく構築できないと、強いストレスを感じます。
この点においては、小学生など子どもだけでなく、私たち大人も同じです。
●原因は「コミュニケーション不全」
「学校が楽しくない」「休み時間がつらい」と感じるようになってしまった理由は、コミュニケーション不全です。
お友達や担任の先生とのコミュニケーションがうまくいかないと、人間関係の輪に加わることができず、弾き出されてしまいます。
ただ、コミュニケーションで大事なのは、「話の内容」より「声」。
「ありがとう」と言うか「ありがとね」と言うか「どうもありがと」と言うかは、人間関係にとって大した違いはありません。
どんな声で「ありがとう」と言うかは、影響が甚大です。
気持ちが伝わる声と、伝わらない声があります。
つまり、コミュニケーションでは「声そのもの」が大事。
「話の内容」は、人間関係にさほど重要な影響を与えないことがわかっています。
米国の心理学者A. メラビアンによると、声は内容の5.4倍も影響が大きいのだそうです。
だとしたら、
「挨拶しなさい」
「ちゃんとお礼を言いなさい」
「自分の意見はしっかり言って」
と教わるだけでは不十分です。
どんな声で挨拶したらいいのか、どんな声で「ありがとう」と言えば気持ちが伝わるのか、どんな声で意見を言ったら受け入れてもらえるのか、「声の出し方」を知る必要があります。
ところが、多くの小学生は「声の出し方」を教わる機会がありません。
わかりやすい一例を挙げるなら、声量。
「もっと大きな声で挨拶しなさい」と言われても、声量のコントロールができないから、叫ぶしかない。
声がかれても、声帯が出血しても、ひたすら叫ぶ以外の方法を知らないのです。
●共鳴発声法を覚えると
「学校がつまらない」
「お友達と仲良くできない」
「担任の先生とうまくやれない」
対人関係に悩む小学生には、できるだけ早い段階で「共鳴発声法」をしっかり身につけさせるようお勧めします。
共鳴発声法は正式な資格(日本発声協会の認定による)を持つボイストレーナーであれば誰でも指導できますが、子ども向けということなら「キッズボイス」が良いでしょう。
一度しかない、二度と取り戻せない大切な子ども時代を、楽しく幸せに過ごせる子になってください。
●お申込みはこちらから
携帯からはこちら → http://maliarda.com/kids.html
* * *
言語戦略研究所 齋藤 匡章
950-8113 新潟市中央区寄居町343-38
ウェブ:http://maliarda.com/tenor/
http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com