発声トレーニングにはどんなメリットがあるの?
言語戦略研究所の齋藤です。
声についてよくある質問をさらに取り上げてみます。
そもそも一般には「声をトレーニングする」という感覚が
ないようです。
声楽家や歌手、アナウンサーや声優、俳優、
落語家や司会業など、声を使う職業では発声トレーニングは
日常の行動ですが、確かに一般には馴染みが薄いかもしれません。
そのせいか、「声のトレーニングをすると、どうなるんですか」と
質問されることがあります。
発声トレーニングのメリットはいくつもありますが、
わかりやすいものを挙げてみましょう。
●職場の人間関係がうまくいく
円滑で気持ちいい人間関係が築けるようになります。
声は目に見えませんが、見た目(服装やメイク、動作や姿勢、
表情など)と同じように、相手に働きかけます。
たとえば職場。
いつも良い声を出しながら仕事をすると、
人間関係がうまくいくので、仕事がスムーズに運びます。
職場で気分よく仕事ができるかどうかは、
人間関係が大きく影響するでしょう?
職場を去る人の大半が「人間関係に悩んで」と告白します。
もしかしたら、声で人間関係を調整することができたら、
泣く泣く職場を去らずに済んだかもしれないと思うと、
発声トレーニングが日本人みんなの必修科目になってほしいと
強く思います。
●恋愛など男女関係がうまくいく
それから、家族や男女関係など、もっと密接で親密な関係では
声はさらに重要な役割を果たします。
特に男女のお付き合いは、好き嫌いで成立します。
だから、一緒にいて気持ちいいことが前提条件となるわけです。
シビアな言い方をしてしまえば、一緒にいて不快な相手と
わざわざ好んでお付き合いしない、ということです。
ファッションやヘアスタイルなどの見た目(視覚的要素)は
しばらく付き合っていれば慣れたり飽きたりするものですが、
声は慣れません。
そう、どんなに素敵なものでも、見た目は慣れてしまうんです。
大好きな映画俳優の特大ポスターを部屋にドーンと貼ったら、
数日は感激でドキドキして夜も眠れないかもしれませんが、
半年もしたら日常の光景に埋もれてしまい、
「もう何日も眺めなかった」なんてことになる。
しかし、声は慣れたり飽きたりしません。
だから大好きな音楽は何百回聴いても感動できるのです。
●本人が気持ちいい
人間関係は他人との関わりですが、
良い声には「出している本人が気持ちいい」というメリットも
あります。
独り言が気持ちいい、という意味ではありません。
ほかの人と挨拶したりおしゃべりしたりするときに、
自分の声を聞きますね。
その声が嫌いだったら、楽しくおしゃべりできないでしょう。
なのに「自分の声が嫌い」という人が大変多いんです。
「私の声、大好き!」と酔う必要はないけれど、
「発声的に良い状態の声が出せている」と自覚できれば、
きっと気分よく、気持ちよくおしゃべりができるし、
自分から積極的に挨拶もできるでしょう。
●自信が持てる
これは「自分に自信が持てる」とも言い換えられます。
自信をもってコミュニケーションができる、ということです。
自分の声が嫌いな人は、どこかおどおどしています。
しっかりと意見を言うのも自己主張をするのも躊躇してしまう。
自分の声が好きになれば、自信を持って堂々と話せます。
私は仕事柄、「どうしたら自信が持てるでしょうか」と
多くの人から相談を受けますが、ぜひ声を磨いてみてください。
声がよくなれば、自信が持てます。
自信のある人は、魅力的です。
このように、発声トレーニングによって人間関係がよくなり、
恋愛もうまくいき、自信をもっと行動できるようになったら、
毎日がすばらしく充実しますよ。
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言語戦略研究所 齋藤 匡章
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