パスタの付け合わせにパン!? | 声美人は恋愛上手――言語戦略研究所の齋藤匡章が教える、発声と話し方が人間心理に及ぼす影響

パスタの付け合わせにパン!?

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「今日のランチは薬膳カレーにしよう」と、朝っぱらから思いました。

ところが、「カレーの口」になって入った喫茶店で、めずらしく薬膳カレーが売り切れ。

しかたなく、生タマネギっぷりの「パン入りサラダ」のようなものを食べました。

ぜんぜんお腹がいっぱいにならなかったので、近くのパスタ屋にはしご。

頼んだカルボナーラと一緒に「付け合わせのパンでございます」と出されたのが、写真のパンでした。

「ご飯のおかずに中華まん」みたいな違和感を覚えつつ、スタッフの声を聞いて実感した話をしましょう。

発声は、コミュニケーションです。

一瞬を切り取って「良い声が出た」なんてやっても無意味です。

少なくともワンフレーズ、発話全体をひとまとまりに捉えないと、声の評価はできません。

「あ~」とやって最高に美しい声が出せたとしても、「おはようございます」が最悪の声だったら、コミュニケーションとしては最悪との評価をするしかない、ということです。

基本ですが大事なこと――文末を飲み込まないように、語尾まではっきりと発声しましょう。

「語尾を強く言う」のとは違いますよ。

それでは乱暴で投げやりに聞こえます。

「最後くらい曖昧になっても、何が言いたいか通じるだろう」と相手に甘えず、文末まで丁寧に言い切ると、コミュニケーション上手になれますよ。