よく「それくらいいっぺんに考えてやれ」という人がいる。果たしてそれくらいというのはいくつの事を言うのか。マルチタスクで仕事ができる人は実際いる。ただ、苦手な人がいるのも事実。少なくとも歌の世界じゃ複数のことを均等に行うのは無理ではないが、減らした方がパフォーマンスは上がる。かく言う私もそんなに得意な方じゃない。

ではどうするか、それについて考える。


ヒントは最適化

一昔前のパソコンはずっと使っていると処理が遅くなりパフォーマンスが悪くなった。時々「最適化」を行わないとファイルが断片化されるためらしい。
よくパソコンの最適化の画面を見て「真っ赤だなぁ」と思ったことがある。
この最適化を行うとパフォーマンスが上がった。
ハイテクな機械でもそんなことが起こるんだから生きている人間だって起こるだろうと私は思っている。

まず考えなければいけないことを精査する

精査とはこれ如何に?
つまり行き詰まるほどあれこれ考えなければいけない状況のまま仕事をしたり歌ったりするのは良いのか?という話。
結論、何も考えなくても意識せずできることはそもそも考えなくて良いと思う。それも考えるうちに入っているから余計な考え事が増える。それを並べていっぺんに考えればパフォーマンスが下がることは目に見えている。

まとめてできることはないのか考える

だいたい二つ程度なら一緒に考えることも可能だ。ではたくさん考えることの中から2つ選んでやってみる。優先順位を決めるのだ。それ以外は選んだ2つができてから取り組む。
その二つが自然にできるようになったらすでにそれは「一つ」である。
その時点でようやく他の一つを足して考える。この「束を2つ」というやり方で基本的に進めればいくつにも散らばったものをいっぺんに考えるということがなくなり、かなり考えることのロスが減ると考える。

なんでも要領よくこなす人で本当にマルチタスクな人は少ないのではないか。マルチに見えて実は「デフォルトでできるようになったもの」が多くなった=経験を積んだ
ということがあるのだろうと思う。私は決して器用ではないが、この考えでかなり楽にできるものが増えた。
考え方一つで楽になるならとても有用だと思っている。
器用にいくつも同時に考えてこなせるとき(配分バランスが良い時)はそれでも良いが、うまくいかなくなったら何かがクラッシュしている可能性がある。どのみち他人にはその思考がマルチタスクなのか「束を2つ」なのかは見えてこない。なので一つ一つ整理して自分がスムーズにできる方法を取り戻す(または手に入れる)のも悪いことではないと思う。